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フローリングを守るワックスがけガイド:適切な選択から塗り替えまでの全手順

フローリングにワックスをかける目的

フローリング表面の保護

ワックスの樹脂により、表面に薄いコーティングをした様な状態になり、キズや汚れからフローリングを保護してくれます。

フローリングを水分から守る

フローリングの材質は木材になります。その為一般的には水に弱い性質を持っています。水分がしみ込んだ状態で、フローリングを放置してしまうと傷んでしまいます。ワックスはそんな水分からフローリングを保護してくれる効果があります。

見た目の綺麗さの維持

ワックスを塗る事でフローリングは光沢を維持し、部屋自体を明るくしてくれます。
ワックスはフローリングの「敵」である、水分、キズからフローリングを保護し美観を保ってくれます。

フローリング用ワックスを選ぶ

フローリング素材によって選ぶ

フローリングは大きく分けると単層フローリングと複合フローリングに分かれます。
単層フローリングとは無垢素材になりますので、素材にあったワックスを選びましょう。
またフローリングのなかにはワックスフリーのものも存在します。その場合はワックスをかけてしまう事で、本来持っている機能を失ってしまう可能性もあるので、注意してください。
つまりワックスフリーのフローリングは「ワックスが必要ない」ではなく「ワックスが苦手」という事です。
大抵の場合は表面に予め塗布してある事で、水分、キズから保護し、お手入れが楽なように開発されています。

目的によって選ぶ

ワックスには滑り止め機能を備えたものも存在しています。
ペットや小さなお子様がいるお家や、体育館、老人ホームといった場所でも使用されています。
最近では小型犬を室内で飼う方が多く、転倒を予防し関節等に負担がかからないよう、ペット用のワックスで滑り止めを施す方も増えています。
滑り止め効果もワックスによって変わってきますので目的に合わせたワックスを選択しましょう。

もっと手軽にワックスがけを行いたい

手間をかけずにワックスをかけたい場合、ワックスシートでかける方法もあります。

ワックスがけ(6ケ月に一度塗り重ね、5年に一度塗り直し)

フローリング用ワックスのかけ方

STEP
ホコリやゴミを取り除きます
掃除機をかける前にまずホコリやゴミを取り除きます。そのまま掃除機をかけるとゴミ等を引きずる事で、フローリングをキズつけてしまう事もあります。

STEP
水拭きをする
水拭きをする、フローリングは水に弱いため固く絞った雑巾を使用します。
水拭き後は完全に乾くまで待ちましょう。

STEP
ワックスがけ
ワックスがけ、ワックスは部屋の奥から順にがけていきます。
順にがけていく事でムラや漏れなくかけることが出来るので、あらかじめワックスをかけていく順序やルートを決めておきましょう。
全面にワックスをがけたら完全に乾くまで待ちましょう。乾燥が不十分だとムラや白化の原因となります。

フローリング用ワックスの剥離方法

フローリングはワックスを重ねて塗っていく事で、次第に黒ずんでいきます。
その為、数年に一度完全に剥離して塗り直す必要があります。
一般的には5年前後で塗り替えた方が良いといわれています。
ワックスを剥離、除去する際には、専用の除去剤を使用して剥離していきます。
一度に広い部分を行うと作業に時間がかかり、フローリングが水分と除去剤で傷んでしまいますので、すこしづつ区切って作業を行っていきましょう。
剥離、除去剤によってはフローリングの素材に使えないモノも存在しますので、注意しましょう。

ワックスを剥離のポイント

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小さなスペースをすこしづつおこなう。

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剥離、除去剤はしっかりと拭き取る、成分が残っているとワックスが付着しない。

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1度で取れない場合は擦ったりせず、2度、3度繰り返してください。キズが残ってしまいます。

関連記事:フローリングお手入れの基礎知識 >>>

フローリングワックスのまとめ

フローリングにワックスをかける主な目的は、フローリング表面の保護、水分からの保護、そして見た目の美観の維持です。
ワックスの種類はフローリング素材や特定の目的(例えば滑り止め)に応じて選ぶことが重要です。

また、ワックスフリーのフローリングはワックスが必要ないというより、ワックスが苦手と理解すべきです。
手軽にワックスがけを行いたい場合は、ワックスシートの利用もオプションです。
ワックスがけは概ね6ヶ月に一度塗り重ね、5年に一度は完全に剥離して塗り直すことが推奨されています。

ワックス剥離の際は、専用の剥離剤を使い、一度に広範囲を行わず、小さなスペースを少しずつ行うことが重要です。

面倒なワックス掛けをせずに綺麗なフローリングを維持するにはフロアコーティングがオススメです。

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